RPGツクールでできることは予想どおりな感じで限られていたので

やることを限定して考えてみよう。要はスーパーファミコンのツクールの時と細かくやれることは違えど、大筋同じであると思って作る方が気が楽ということだ。これは少しでもオリジナルの何かしらを作ろうと考えたら最後まで作るのはいきなり難しくなると思う。今ある状態でそれっぽいものをアイデア次第で作っていく感じだろう。

もう一つでかいところで言うと、iPhoneやandroid対応というのも、ウェブアプリとして作っておいて、それをウェブビューアで包み込む感じで実装することで可能になっているようだ。早めに作って動くのを確認した方が良さそうだ。特に今の環境だと動かない可能性が高いものも多いので、簡単なシーンを作って持っていくところから始めた方が良いかもしれない。

──ということで、どういう内容のRPGを作るかを考えてみたが、参考にする作品は、同じようにありもののチップセットを使って、それなりのものになっている作品が良いだろう。そう考えてすぐに思い浮かんだのが、スーパーファミコンで作られたクック・ドゥ・ドゥル・ドゥーという伝説の作品だ。何が伝説かというと、作者が高校生で、アスキーのコンテストに出品、賞金一千万を手に入れたからだ。どういう内容かさっぱりわからなかったので、調べてみたら、YouTubeで一通り見ることができた。スーパーファミコン版の方がそれっぽいが、ツクール95で配布されていたようで、YouTubeで最後まで観たいならそっちしかない。

クック・ドゥ・ドゥル・ドゥーを観て思うのが、標準のチップセットをつかうなら、シリアスな状況を演出するより、明るくコミカルで、時に泣けるようなものが向いているような気がする。演出が面倒なので、キャラを動かすのは最低限にしたいが、あまり深刻なスタートではなく、借金を返すとか、盗まれたものを取り返すとか、お届け物とか、その程度の内容にした方が良いだろう。それでどうしても必要な演出があればキャラを人形劇的に動かすという感じか。

システムを作るのではなく、雰囲気を作ることに全力を注ぐ感じだろう。先のクック・ドゥ・ドゥル・ドゥーならば、敵が凶悪な面持ちなのに、ただの猫とか、従業員とか、そのギャップの演出、誰でも意味がわかり、楽しめるものにする。防具も「まえかけ」とか、武器も「ペーパーナイフ」とかだし。おふざけ的なノリで作り切るのが良いだろう。圧倒的、凄い、壮大、とかいうキーワードは目指さない。どっちかというと、あっさり、コミカル、家庭的、おちゃらけ、みたいな方が向いている。そうしないとチップセットの内容に合わない。魔王復活とかでも良いだろうが、壮大過ぎるテーマでは続けるのが難しい。近所で完結するような内容にすべきだ。一度完成させて、どうしても作りたい内容が出てきたらそれに合わせて必要なものを作るくらいで良い。どんなに小さい内容でも、思っている以上に面倒だから、まずは完成を目指そう。

内容によって作り手本人のやる気も関係するが、とりあえずでも作るなら、簡単に作り切れる内容にした方がよさそうだ。プレイヤーは楽しみたいだけなので、重いテーマの押し付けや、作業の押し付けはひかえる。プレイヤーはそんなものがしたいわけではない。「この先はどうなるんだろう」という楽しみを提供できるなら、何でも良いのだ。「自分の作品」とか気負ったりせず、変なこだわりを捨てるのも大切だ。出来るだけプレイヤーが興味を持って続けられる作品に仕上げよう。

1/05/2016 01:28:00 PM