街頭インタビューは不確定性原理が発動する

まともなインタビューがしたかったら、街頭インタビューは避けた方が良い。人を誑かしたり、情報操作したいなら別だが、ちゃんとしたデータが取りたいならやめた方が良い。

不確定性原理とは、観測それ自体が結果に影響するので、まともなデータが取れないことを言う。街頭インタビューで急に好感度の高い芸能人を聞かれたら、パッと思いつく芸能人の名前をこたえるだろう。それは実際自分が本当に良く思っている芸能人ではなく、有名で、よくCMに出ているから思いついたのかもしれない。

場所が変わって、インターネットなどでインタビューに答える場合は、一人一票というのを何かしらで徹底するとして、そこで答えると冷静に考えられる分、内容が変わってくるのではないかと思うのだ。しかし、それもインターネットを能動的に使う人という縛りでの話になってくるから、また観測できる状況が限定的であり、それほど皆の意見的なものではなくなる。

観測によって変わることを計算した上で、アンケートは設計しないと意味がない。選択肢を表示するなど、限定的な状況を作るなど、10万種類の組み合わせ可能なパスタのうち、何が一番好きかというよりは、このレストランのメニューの中でどのパスタが良いかという質問にした方が良い。そもそも質問というのが身構えさせるので、勝手に動くのを観察する、無意識のうちにどう動くかを観測した方がいい。測定等による干渉のことを、侵入性と呼びできるだけ排除しないとまともなデータが取れなくなる。

4/19/2016 09:01:00 AM