物語のトレーニング猿蟹合戦を思い出して書く

蟹がおにぎりを持って歩いていた。柿を食べ終えた猿がやってきてこの種と交換してくれという。断る蟹、しかし、柿が生えたら実がなってそっちのほうが得だという猿。おにぎりを猿に譲り、柿の種を植える蟹。

蟹が必死に育て、柿の木が生えてきて実がなる。柿がなったのを見計らって猿登場、蟹は登って実が取れないので、取ってくれと猿にお願いする。猿は食べられそうもないまだ青い柿の実を蟹にぶつけて殺す。

猿が実を全部持って帰ってしまうと、蟹の腹から子蟹が生まれ出る。母の仇と猿の家に行く最中、臼、蜂、馬糞、栗が仲間になる。猿の家に着くと猿はいない。臼は天井の梁に、馬糞は床に、栗は囲炉裏に、蜂は窓辺に隠れる。子蟹は散らばって隠れた。

猿が帰って来て囲炉裏に当たると、中から栗が爆ぜて飛び出し、猿の目を直撃、咄嵯のことに飛び上がった猿は水で目を冷やそうと慌てて駆け出す。蜂が現れて猿の尻を刺す。飛び上がった猿の落下地点に床に隠れていた馬糞が現れ、猿は馬糞を踏み、滑って転ぶ。尻を押さえたままの猿の無防備な腹の上に臼が落ちてくる。内臓が潰れ骨が折れ、瀕死の猿、意識があるうちにと、子蟹がわらわらと現れて動けない猿を「母さんの仇」と少しずつハサミで刻んで食べてしまった。

……みたいな話だったと思う。登場人物が少ない気もするが、まあ良い。これは思い出して無理やりにでも話に整合性を出すためのものだ。

最初におにぎりを持った蟹はどうやっておにぎりを手に入れたか……蟹の妊娠を知った親切な人に、子供を丈夫に育てるのだよと渡された、とかが良さそうだ。伏線になる。

つまり、大切なものを育むためのものと抽象化する。そのリソースを先に消費した計画性のない悪党に言葉たくみに騙され奪われるが、その段階では希望だけが残っている。

しかし、リソースがようやく完成したと思ったら自分では使えないことがわかる。悪党がやってきて取ろうとするので、自分にも分けてくれと言ったら殺される。

大切なものがその瞬間産声をあげて、悪党に復習を誓う。旅に出て仲間を見つけ、仲間と協力して悪党を殺す。

何か、青色発光ダイオードの誕生秘話を思い出す。あれはこんなにやられっぱなしなわけではないし、恩がちゃんとあるから全然関係ないが、ハリウッドのブロックバスター映画には使えそうな話しである。アイアンマンとかなんかこんな感じじゃなかったっけ、という気がする。

抽象化して、時代背景や世界観を適用すればこれが新しい話になり得るということなのかも知れない。

4/28/2016 09:29:00 AM