モナリザ注視依存型表情表現

はっきりとした線の絵は近くで見るときは良いが、遠く離れるとボヤけてわかりづらくなり、塊として認識されるようになるが、ぼんやりと曖昧な陰影の絵は遠くから見ることで像を結ぶ。アインシュタインとマリリンモンローが同時に見られるトリック写真がそれである。

その表現を使った最初の絵がモナリザである。近くで見ると微笑んでいるようには見えないが、遠く離れると陰影が強く認識され、微笑んでいるように見える。これは後々洗練されていき、注視依存型表情表現と呼ばれるようになっていったそうだ。

一枚の絵で複数の情報を含ませるため工夫された手法であるが、是非、遠景もくっきりはっきりと撮影しないと気が済まず、チグハグな合成画を撮り続ける日本のドラマ撮影の中の人も見習って欲しいものだ。

4/19/2016 05:32:00 PM