擬態は最初の抵抗をできるだけ少なくする

最初から新しいものですよという触れ込みだけで見た目も中身も新しいものをぶちこまれると人は抵抗を感じて食わず嫌いが起きる可能性が高まる。だから馴染みのあるものの形をかりて、気づいたら違うものになっていたというのが一番スムーズにことが進む。

自分の子供を他の鳥に育てさせる鳥が、親代りの鳥と似た卵を産むように、最初さえやり過ごしてしまえば物事は設計通りスムーズに進む。確かにこれがイノベーションだ、みたいな特別感や派手さは無いが、全く新しい概念を何の抵抗もなく持ち込みたいなら擬態が有効である。

莫大な予算と信者を持つAppleのような会社じゃ無い限り、擬態で勢力を伸ばすのが一番手っ取り早い。ゲームと見せかけて実は健康器具だったとか、パズルと見せかけて実はローグ系だった、と見せかけて実は課金ガチャだったとか……

ただ、擬態は最初の抵抗を無くすためだけに必要なので、それがスタンダードになったら擬態の意味が無くなる。むしろ概念が新しく作られたなら、そこをベースに他の概念を創出するくらいのつもりでやらないとどうにもならない。

4/12/2016 08:18:00 PM