感覚を見事に誑かす期待効果

期待効果には何種類かある。

ハロー効果。雇い主が雇われに個人的な好印象を持つと他の雇われよりも高く評価される。ラブポイント。

ホーソン効果。環境の変化でなんかできるような気になる。

ピグマリオン効果。教師の期待で学生の成績が上下する。

プラシーボ効果。ビタミン剤でなぜかうつ病が治る。

ローゼンタール効果。学生の成績への期待で教師の接し方が変化する。

要求特性効果。相手が求めている答えを答えたがる。

ジョブズはこの期待効果に多大な貢献をした。「あのジョブズが決めたことだ」というと人々は誑かされる。もちろん製品にもこの手の誑かしがふんだんに使われているので、人々は心地よく夢に酔うことができた。感覚のマジシャンである。実際の製品がどうであれ、高揚感が売れるということは、それだけ的確な設計が行われていたのだろう。Apple製品のどれがなんの期待効果かなんて、どうでもいいがとにかくその設計が素晴らしかったのだろう。もうなんの熱も無いし。

期待効果からわかるのは、意識を変えることができれば、人はスペック以上のバリューを受け取ることができるということだ。

4/08/2016 09:41:00 AM