体重を気にする日本人と、それをバカにするアメリカ人

何事も「わかりやすさ」をベースに設計することは、取り返しのつかない状況を避けるために重要であるとされている。わかりやすさとは本能的に持っている機能が使用されることで反応が速くなり、結果負荷の低い思考だけで処理が可能になることに対して感じることである。どんな複雑なシステムも、わかりやすさをベースに設計するなら、容易に制御が可能になる。

わかりやすさに対して最も有効とされるのは、現状把握である。今、何がどのようになっているのか、パッと見ではわからないことを、パッと見でわかるようにすることが重要なのである。パッと見でわかれば、それに対して有効な方法を考えて、対処が可能になるが、ゆっくりと変化するものに対しては、臨界点を超える直前まで何をすれば良いかわからなくなってしまう。

日本人が体重を気にしているというのを肥満大国アメリカがバカにしているというニュースを見た気がするが、その真偽は置いといて、体重というのは測るだけでダイエットになる。食べるというのを無作為にやれば太るのは当然であるが、どのくらい食べたら太るのか、ちょっとずつの変化だとわからない。食べたという事実がどのように体重の原因となっているかは、本人が一番わかるはずだ。体重を測った時だけ。昨日は食べ過ぎたから体重が増えた。少しくらい抜いただけでは体重が減らなくなってきた……こういう微細な記録というのが、見た目が良ければいい(笑)とか言って体重を気にしない肥満にはないため、体がブヨブヨになったと明らかになるまで放置してしまうことになる。

毎日これを食ったら体重増えるとか、これを食わなければ体重に影響ないというのを気にするだけで簡単に痩せられる。ストレス発散と称してバクバク無作為に食べていたのが、太る努力に感じるようになる。見た目(笑)とかいうわかりにくい指標では、人の意識はコントロール不可能だ。なんせ、わかりにくいのだから。最もわかりやすい現状把握の道具として、体重を基準にすべきなのだ。

4/19/2016 12:29:00 PM