ノミが大きくなってもスカイツリーを飛び越えることはできない

虫のノミが人間くらい大きくなったら、スカイツリーを飛び越すくらいジャンプができる、ということをテレビで見たのかなんなのか、得意げに語りたがるおっさんがいたりするが、大きな間違いだ。ノミが巨大化すれば自重でつぶれるし、つぶれないような殻をまとったとしても、ジャンプ可能な高さは自分の身長の二倍もあればいいほうだ。これは拡大によってかかる負荷が指数関数的に増大してまったく変わってしまうからだ。三乗の法則と呼ばれる。

ここを間違えてアメリカはミサイル開発を最初の頃壊滅的な失敗を連続させたともいわれる。高いビルを建てるときは小さいビルでは起こりえない問題が多く出てくる。そこを間違えると、隣国でよくやらかす酷いビルが完成したりする。

負荷をなめずに、想定と相互作用を見誤らないということが重要になってくる。

これはどんなプロダクト、つまり精神的なことでもいえる。少しでも規模が変わるとプロジェクトにかかる負荷というのが指数関数的に増大していき、対処不能な思わぬエラーが頻出し始めたりする。独断と偏見だけでそれまでやりきってきてきたはずが、どうにもこうにもうまく回らなくなってしまうことがある。子育ても、一人育てるのと、二人同時だとまったく違う。三人とか同時になったら想像を絶する。一人が二倍で二人分の大変さ、なんてことはまずありえないし、そこから一人増えたら、足し算で一人増えただけとも決してならない。指数関数的に大変になる。多くのことでこの三乗の計算はあてはまるのではないかと思う。

4/16/2016 10:01:00 PM