予測は難しいが滅茶苦茶ではない

自然物は、表題の通り予測が難しいのに滅茶苦茶になったりはしないものであるという。カオスというのは予測がつかないということから名づけられた同じような意味のではあるが、この概念を理論化したマンデルブロは「フラクタル」という言葉を使いたがった。

フラクタルは自己相似とよばれ、子供は親に似て、オリジナルから階層的に広がっていくものであるという。それが大して複雑な計算式じゃなかったとしてもまるで自然物のような複雑で不思議な雰囲気の画像が作り出される。それはどこまで拡大しても同じような形状が続く宇宙である。実際、宇宙はそういう定理、つまり単純だが終わりのない無限の自己相似的複雑化を果たす定理の中で生まれた現象であると思われる。

人と、深海の生命体は形状も生活様式もまったく違うが、それでもこの宇宙の定理に従っているため、どこかしらに似た部分を有している。

相似的なものはなぜか人を引き付けるが、それが自身を表しているからなのかもしれない。自分の一部がそこで展開されていると感じると、親しみ、不思議な感覚が生まれるのではないだろうか。森の樹木を見て心が落ち着いたり畏怖したりするというのは血管の構造による階層化が枝葉に見て取れるからに他ならない。

4/16/2016 10:39:00 PM