漢字を何度も書いていると何を書いてるのかわからなくなる現象

ゲシュタルト崩壊とか言われているが、英語じゃないので、いまいち定着しない。何度も同じ文字を書いていると人は文字の形状がもつ意味をパーツごとに深く考えてしまうようになる。そのエネルギーが分散しているときは文字を抽象的に認識、ザックリ読めるのだが、細かくみていくと、エネルギーが集中して、パーツがバラバラに認識されるようになる。

人はぼんやり、ザックリと認識するというコンピュータでは不可能に近い凄まじい能力をもっている。それが弊害になるのは、ミリ単位で精度が必要な工業製品で、人はそういう正確性を犠牲にして、遥かに高度なぼんやりザックリ視認能力を手に入れた。以下の文章は有名だが、まずコンピュータでは認識不能だろう。

「この ぶんょしう は いりぎす のケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか にんんげは もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす」

この能力に寄っ掛かる、利用するデザインも可能である……というより、そこを利用できないと誤解が逆に多くなってしまうのだ。人の最高の能力はぼんやりザックリである。それが機械のようにパーツごとに認識しようとエネルギーが集中すると、パーツがバラバラになり、ゲシュタルト崩壊が起きてしまう。

4/06/2016 09:14:00 AM