弱くて最重要

安全なシステムというものの質は、最弱の部分をどうデザインするかで決まる。電気回路は過大な電流によって重要な回路を破壊されないように、ヒューズというもので保護されている。ヒューズは融点の低い金属を使用して作られていて、流れる電流が過大になると、その金属が持つ抵抗によるジュール熱(電池が熱くなったりするあれ)が発生して金属の温度が上昇し、溶融して異常電流を遮断する。低圧ガラス管ヒューズが切れたときは、ヒューズエレメントの大部分が残っていて、一部が溶けて切れている場合と、ヒューズエレメントの大部分が溶けてガラス管内壁に飛び散っている場合があり、過負荷の過電流で遮断したのか、負荷機器や回路の異常による短絡電流で遮断したのかが、ある程度推察できるそうだ。

問題が発生する場合に最悪の事態を避けつつも、原因が特定できるような弱い部分というものを必ずシステムに設計しておくべきで、それを怠ったり、経験がなく間違えたりすると大惨事につながることもある。弱い部分は、別のものに対しては影響を受けず、想定したエラーのみに反応するものであるべきだ。そうしないと、原因の特定に関して問題が出てしまうし、どうでもいい状況で動かなくなってしまう。

4/20/2016 12:06:00 AM