考えない訓練

勉強のコツは考えないということだ。最初は特にそう。考える材料が無いのに、どうやって考えるのか意味がわからない。何も材料が無いのに料理することは物理的に不可能だ。

それを、自分の頭で考えられるようにするとか、数学は頭の考え方がわかるようになるとかいうから「考える」イコール正しいということになってしまうのだ。考えて答えが出せる人間は一部の天才しか存在しないし、それが本当にうまくいくことも稀である。

ほとんどの人間はパターンの記憶と簡単な応用でなんとかしのいでいるに過ぎない。勉強の目的が自分で考えられるようになるというのは幻想で、単純に負荷がかかりにくいように、機能を多く搭載して、切り口を変えられる材料を手に入れているに過ぎない。

だから、意味は無い。意味はその時が来ないと発生しない。有事の際、事故、災害、そういう時に、学習したパターンが有効に働くことがあるかも知れないし、覚えてなかったら気づかなかった流れやパターンが見つかり前までは気づかなかった何かに気づけるかもしれない。

だから、子供がなんで勉強するの、とかいう質問をしてきたら、その時点で「自分で考えている」状況のため、学習するにあたっては最悪の状態と認識しよう。そして、考え無い方が良いという方向に持っていかなくてはならない。

自分で考えられると、勉強なんかせずに楽しく生きて、できるだけ戦わずにすむ方法を見つけて、ニートみたいになった方が楽で良い、みたいな方向にしかならない。意味を考えて学習することに耐えられるほど人間の感情は簡単にはできていないし、パフォーマンスも出せない。

とにかく勉強なんざ無意味と考えて、高得点を出すためだけのゲームとすれば良いのだ。高得点を出したければ手段は問われない。金をかけてガチャを引いて優位にたとうと塾へ行くのも手段無視のフェアプレイとは無関係の行為だから、金をかけずに塾行ってるやつを蹴散らす手段に燃えられるならそっちを目指した方が良い。学校ならテストで良い点取れば良いだけだから、そこに照準を合わせて、とにかく高得点になるようにわからなければ繰り返したり、レベルアップすれば良いだけだ。

RPGにたとえて、どうだ、簡単だろう、とかいうアホなことは言わない。勉強はRPGとは違い、レベルデザインもクソもなんも無いのだ。まあこの年齢ならわかるだろう的なことが羅列されているだけで、わからなかったら詰む。だから自分で手段を問わず高得点を目指すために工夫すべきだ。頭を使うのはそこだ。そういうズルや工夫というのは遊びの中で獲得できる。学校の勉強は点数さえだせればなんでもありのゲームである。百メートルを走っても、自転車使っても、ジェット機を使っても良いから、ある秒数以内に駆け抜けたら良いだけだ。自分には越えづらい障害物も、無しにする方法があるなら使えば良い。点数が最大化するなら手段は全く問われない。後のこととか無視して、とにかくテストを最高得点にするためにどうすれば良いかだけを考えればいい。勉強から何かを考えられるようになるなんてことはほとんど無い。つまり意味が無い。意味が無いことに答えを見出そうとアレコレ考えてはダメだ。下手の考え休むに似たり。勉強ができた大人も勉強の意味を聞かれても答えに窮してしまうだろう。無理矢理それらしい答えを出すかもしれないが、屁理屈で論破できるようなことしか言えなくて、ガキを調子に乗らせるだけだ。

あっさり、今のお前にはまったく意味なんかない、意味がわかるときはもう勉強なんか終わってる。程度で良い。それよりも、どうやったらテストで良い点を取れるか、自分のスペックを考えて、コントロールして点数を最大にできるか、その方法を考えろ、というべきである。

4/21/2016 01:21:00 PM