顧客は常に正しいがそれは好みに関して

機能は明らかに劣化したり使いづらいものでも好みで使い続けるのが顧客だ。昔から持っているものを一新するにはそれだけ説得力と可能性が具体的にわかる形で示されなければならない。

一番簡単なのはインタビューすることであるが、それだと車は生み出されず、快適な馬車か馬を求めていることが分かるだけだ。そこに潜む無意識の不満を見抜かなければ製品は過去の製品を一新したり、超えたりできない。

人の言葉にならない不満を解決することができた時にイノベーションやパラダイムシフトというのは起こるが、それはインタビューではなく、明確な意識をもった才能のある個人の観察によってだ。みんなの意見など役に立たない。判断を鈍らせ、フォーカスする場所を間違え、時間とコストがかかり、無駄な混乱を招く。

判断能力の高い個人を失った巨大企業は皆この法則で朽ち果てる。何年周期でそういう天才が生まれるかは知らないが、またどこかでその手の天才が生まれるのを待つしかない。

4/14/2016 07:48:00 PM