iPhoneSEがバカ売れしていることに驚く人々に驚く

こちらが当然そうだと思っていても、全く感覚の違う人、というのが世の中にはいて、それがたまに炙り出される。このたびのiPhoneSEバカ売れに驚いている人々がいるみたいなんだが、さすがに驚いた。お前ら何人だ。

つまり、日本の市場を全く理解していない、顧客視点(笑)に立てないマーケッターがいるということだ。とにかくデバイスはギリギリまでデカくあるべし、という考えをなぜか持っていて、大きくて、画面が綺麗ならなんの問題もないっしょ、みたいなことを本気で思っている人がいるようなのだ。信じられないのだが。

iPhone4はあえてあのサイズで作られた、という考えができないのだ。「過ぎたるは及ばざるが如し」という素晴らしい言葉があるが、これは日本的な感覚なのかApple社員の中でもジョブズと一部の人くらいしか持ち合わせてなかったのだろう。ジョブズが死んだ途端、いきなり手のひらを返して、デバイスを長くするというふざけたことをしでかし、さらに次の世代では全体的にデカくした。もうアホかと。

しかし、「過ぎたるは及ばざるが如し」なんて、日本人には馴染み深い当たり前の感覚であり、デカくしたら良いってもんじゃない、というのは多くの人が理解していたはずだ。

デバイスが小さいのは、大きくするための技術がないからだと本気で勘違いするバカは日本には少なかった気がするが、海外はバカが多かったのかもしれない。また、両手使いで手がデカいというのあって、問題に上がらなかったのかもしれないが、日本人が一気にAndroidに移っていったり、iPhone5Sの在庫が一気になくなるということになんとなく気づいたAppleがこのたびiPhoneSEを出したらバカ売れということになって(なぜか)驚いたのだ。

どう考えても、デカい携帯端末は持ちにくいし、落としやすいし、重いし、かさばるし、ポケットに入らないし、文字入力し辛いし……良いところと言ったら画面がデカくて小さい文字でもちょっと読みやすい、くらいか。そんなことのためにデカいのが良いならiPadでも持ち歩けと思う。手のひらサイズの超高性能小型コンピュータがいつでも使える、と思ったからこそiPhoneにしたのに、デカくなったら無意味だ。映画をデカい画面で大迫力で、とか正気を疑う。そんな中途半端な大きさで映画を見ようなんて思うならテレビ観ろよと。しかひ移動中観るから、とか言いだしそうで怖いが、移動し辛いだろうそんな大きいデバイス持ってたら。

まあそういう人たちとは、何の感覚的な接点もないので勝手にしてくれれば良いが、普通の感覚で考えたら、デカくなったら台無しだ。サイズも何種類も出しやがって、シンプルにしてうまくいった戦略はどうなったんだと……まあ何言っても無駄なのでiPhoneSE買えた人達が純粋に羨ましいなということで。しかし、SEが今後出続けてくれるものならありがたい。

4/02/2016 09:16:00 PM