なぜソニーはiPodを生み出せなかったか

自社独自(笑)にこだわり過ぎたから。この病気は笑えない。大きい会社は必ずかかる。独自仕様を作るのは良いが、結局すでにあるものの焼き直しで、不便で品質が低いだけにとどまる。理想は確かに他の似たものを超えたもの、というのを目指しているのだろうが、理想は理想に過ぎないので結局は手間暇とコストを莫大にかけてポンコツを作るに過ぎない。

だから儲けた金で余裕が出ると、低コストで実現可能な枯れた技術をリサイクルする工夫を考える必要がなくなり、なんとかユーザーを囲い込もうと独自仕様を作ることに傾け始めるとこの病が萌芽するのだ。

この病を避ける方法は予防しかないようで、新製品を考えるときに自社独自を捨てて、他でもう使われていない安い技術や、その時代のスタンダード、つまり一番調達コストが低いものをベースに開発すべきである。最新、最高、最先端は他に任せて、低予算と工夫にこだわっていくしかない。あとは外からの客観的な意見を取り入れる。そのこだわりは自分の歪んだ成功体験だけであり、誰もありがたがっていない、気づいてすらいないつまらないものだったりするかもしれないのだ。それを財産と勘違いして、独自仕様とかやり始める前に意見を聞こうねということである。

4/13/2016 08:30:00 PM