進撃の巨人の何が面白いのか

何の前知識もなく初めて読んだときの事を思い出してみると、エライ素人臭い漫画だなというところでガードを下げられて、中高生が考えそうな設定で親近感が湧くような気がする。

そして、巨人というインパクト、原始的な恐怖感、何のためか何となくはわかるけど、隠された感じ。こうくるだろうな、やっぱそうきたか、という感じ。壮大な鬼ごっこ。イラつくキャラ設定。……中高生が大好物な設定のオンパレードという感じだ。

良い年こいたオッサンも、あの頃を思い出して一緒に盛り上がろうとする感じ。そういうのがウケているのだろう。だから、子供の頃の気持ちが思い出せないとうまくハマれない。オッサンには理解不能なノリが多い。

学校で囚われて、自由のない感覚で常にいる子供の感覚に近いのだ。そして、外の世界では自由な暴力が渦巻く。学校に突如やってくるヤンキー、日常に風穴を開けてくれる存在、発展性も何もない閉じられた世界で蝕まれる自分、そういう状況のメタファーがある。

だから話そのものというよりは、日常をリアルに描く、バーチャルリアリティなのだ。たまに集中して恐怖と皆で対峙するという祭りの感覚。

個人的には全く面白くないのだが、そういう現象を無意識に喜んで楽しむという、現実受容時のライナスの毛布としての機能があると思っているので、そういう分析には面白い。作者は深くは大して考えてないだろうが、単に巨人会て何、的な謎があって、人が虐殺されていく恐怖感と、友情とか、トラウマとか、そういうのが描きたいと思っているだけに過ぎない。

三巻くらいしかまともに読んでないが、予測で適当にどういうことか書こうと思うが、主人公の父親は巨人の秘密を探っていたら、巨人は実は人間が変化したものであるということがわかった。自分の子供も巨人にできるのではないかと巨人化するスイッチを仕込んだ。命に危険があるときは巨人化できるようになっている。巨人化したら失われた身体が元に戻る。再生能力がある。実は巨人は古代に人間を改造して作った生物平気だ。人を嚙み殺すことが目的なので、消化吸収機能は無い。

また、巨人に変身しても、大きくるだけで質量はそれほど増えないから、重くは無い。だから素早く行動することができる。

巨人は古代の戦争、もしくは人口調整が完了してすでに使用理由が無くなっているが、管理者がいなくなってしまったので、わずかに残った人類をいまだに攻撃対象としている。

巨人の作成方法を知った一部の人間によって、巨人は管理されるようになった。そして、その管理者達が巨人を武力やテクノロジーとして用いることで、人間社会の支配者になろうとしている、その過渡期である。だから多くの無知な人間の血が流れている……みたいなことが予測される。

キャラが何だかよくわからないし、嫌悪感があるので、話は別に嫌いでは無いが、キャラの感じが見てて耐えられないので、完結したらサラッと読もうと思う。

5/24/2016 09:21:00 AM