物語の時限爆弾

時限爆弾解除系の演出は、解除できるとはわかっていても、どうしても見てしまう。それはもしもこれが解除できなかったらどうなってしまうか……その迫ってくる感覚と緊張感に惹かれるからだ。よほど我々の先祖は追いかけられていたのだろう。この緊張感を生きている実感として捉えることも可能だ。だが、緊張感をうまく演出できなければただ時間が過ぎてもつまらない。ではどうするか。

それにははっきりとわかる危機を用意することだ。そして、分かりやすい時計を用意する。別にそのまま時限爆弾でも良いのだろうが、時限爆弾にしてしまうと話が限定されてしまうので、何かを隠しておいて、ワンチャンスしかない計画をその通りに実行することで何かを得ようとするとか、リミットとミスが許されない危機というのさえ実感できるようにしたら、別の置き換えでも良い感じにできる。

ではどうやったらその危機感をうまく表現できるのだろうか。それには細かく、できるだけ細かく描写していくことだ。つまらない危機だとしても細かく描写していくだけで、どんどん迫力を増していく。クドクド書く必要はなく、あっさりとした描写で良いので、少しずつ迫りくる感じをできるだけ細かい部分まで描写していくのだ。内面よりも外部の変化が畳み掛けられるほうが、スピード感がまし、迫りくる感じがうまく表現できる。

5/05/2016 07:49:00 PM