クラウドを信用しても良いのか

思い出の品をデジカメや写メで撮影して、クラウドに上げ、何も持たないというのを誇らしく語る人がいるが、アカウントをBAN(追放)されたときに目も当てられない事になりそうだ。めったに無いとはいえ、勘違いや、手違いによってBANされることも十分あり得る。

別に思い出にはこだわらない。全ては消えて無くなる、だから思い出は現実世界には溜めない、と悟っているなら勝手にすれば良いが、昔の良かった瞬間のことを見直すと、生きているのを実感することができる。

それは記憶だけでは思い出す事はまずない日常の一瞬で、意識しても中々思い出せないタイプの思い出である。忘れているから貴重なのだ。

思い出せる明確な思い出というのは、本当にトピックスのようなもので、他人にも伝えられる、言語化された身も蓋も無いような内容に限られる。そういう思い出ならば、いつでも思い出せるのかもしれないが、そんなものは芸人のすべらない話のようなもので、人によっては存在すらしない場合も多い。

ほとんど特筆することのない、それでも後から思い出したら良かった、みたいな日々は誰かが書き留めなければフェードアウトして消えて無くなってしまう。もし、そういうものに一切価値を感じない、消えようが残ろうが自然に任せると言い切れるならクラウドにアップして現物は消してしまえば良い。そもそも記録的にカメラを使わないか。

ハードディスクは数年で寿命がくる。何かのサービスもいつ終わるかわからない、だからアナログで残しておく必要があると考えている。まとめるための時間は必要だが、何年かに一度、儀式のように考えてやってみるというのも良いと思う。一年に一冊作るみたいなのでも良いだろう。最近は冊子化してくれるサービスも充実しているようだし、全てのデータを残す必要は無いとしても、数千円でアクセスが容易でいつまでも保管可能なデバイスが手に入るという事を考えればそれも良いかもしれない。

6/09/2016 07:33:00 PM