ジョブズ気取りのおっさんが注目して大外れするテクノロジーについて

3Dテレビ、4Kテレビ、人工知能、VR、ハイレゾ……つまり、一部のアレな人間だけが熱狂する、ステレオタイプな最新技術は大体これに当てはまる。

別にどっかでやっていれば良いとは思うが、一般が手軽に出来るものじゃなければ無駄であるということだ。誰もそんなもののために金を使うことは無いだろう。

そもそも人に見せびらかす文化の薄い日本、共感こそ一番重要視されている国に、そんな協調性の無い、突出した金額のテクノロジーを持ち込んで、祭り上げて、無理やり買わせようとしても、多くの人は辟易している。これで食傷にならない人間がいるなら、それは詐欺師か悪人か本物の馬鹿だ。

テクノロジーへの興味が強いということで、そこまで知能の低い人間はいないだろうが、イノベーションは起こせない。

イノベーションに必要なのは、今ある物を誰も気付かなかった方法でより良くするための新しい発想だ。水平思考と呼ばれるものである。

タイムパトロールに捕まるくらいの未来のデバイスは、今ある使い古されたものを新しい切り口で切り直すことにある。今あって、皆が何かを知らず知らず我慢したり、気づけないことを突くとき、初めてイノベーションは起きる。

それは現在の最高の技術とか、華々しいものでは無い。そういうものでは何も生まれてこない。そんなものを信じる時点でジョブズ気取りなだけで、終わってる。

横井軍平と、ジョブズくらいのイノベーションが起こしたければ、使い古されて、「そ、そんなのもう皆知ってるんだからね」と悔しまぎれに組み合わせだけで何も生み出せない、研究者の方が何倍も偉い、と世のおっさんに言わせるくらいじゃ無いとダメだ。

傘の新しい形を思いつくような感じで、これまで人に馴染みのあるものが、あるとき、違う組み合わせで考えたら、生み出されるみたいなものがイノベーションとなり得る。

誰でも思いつくものを、札束でぶん殴って実現させてもダメだと、何度言えばわかるのか。

スタンダードになる、ある一点を突かないと、単に金をドブに捨てて、オタク野郎を微笑ませて闇に消えるだけになる。

枯れる技術というのは、もう使い古されて、それ以上やりようがない、タダ同然と言われるような、大量に在庫があり、ゴミのようになっているもののことであり、水平思考とは、そんなゴミに価値をつけて売るための工夫のことである。世のイノベーションを起こす人々は皆これをやっているだろう。

もうすでに技術の限界は近い。その限界の突破をあなたはどうせ目指せないのだから、今まであったものの組み合わせを変えて、価値を作り出すことに頭を使うべきである。

6/28/2016 07:52:00 PM