一日一食は本当に健康か

昔、一日一食生活を続けたことがあったが、それほど快調な感じはなかった。

最高に快調に体が激変したのが、野菜生活だ。しかも生野菜を味ポンみたいな油少なめのドレッシングで食べるというもの。

ちゃんと三食食べていたが、満足感はあるのに、すぐにお腹がすくという中々良い感じの状態になった。

食べた後は満足感が得られるので良いとして、その後次の食事が近づいてくると腹が鳴り始め、待ち遠しくなる。

現代生活でその食事が待ち遠しくなる感覚を得ようと思うと、一日一食生活か、この野菜生活だけだろう。しかし、一日一食生活の場合、一度にドカ食いしてしまいがちなので、よほど心のコントロールができる人か、老人くらいしか続けるのは難しい。

それよりは、満足いくまで三食食べて、それでもお腹がすく野菜生活の方が健康にも、怠け者にも優しいだろうと思う。

野菜は別に栄養をそれほど持っていないが、現代は栄養過多なので、むしろ栄養が少ない方が体には良い。人は機械のように良いオイルを入れたら動きが良くなるというものではなく、生きているということは、それまでの歴史で常態化していた事態に体の環境を置くと、本来の力を蘇らせるのではないかと思う。トマトが水の多い地域では味が薄いが、乾いた地域だとフルーツのように甘くなるのと同じ原理である。

また、栄養だけではなく、野菜には食物繊維というものがある。これが、腸内のゴミを掻き出して、腸の健康を保つ。

また、生は硬いので、必死に噛む。すぐに溶けて飲み込める米やパンとは違い、無意識で噛みまくってしまう。体が「草だ、草だ」と口を動かし続けるのだ。これも唾液の分泌、顎の強化、脳に血を送るなど、様々な良い効果を生む。

硬く、食べにくく、消化しにくく、栄養も大して無いからこそ、健康に効果的という面白い食べ物だ。逆に火を通して、吸収してはダメなのだ。腸内にベッタリとこびりついたヘドロを掻き出して、腸内菌を活発にしてくれる。腸内菌が栄養を吸収したり、場合によっては作り出していたりもするので、腸内菌を大切にしなければ、いくら栄養のあるものを取っても、脂肪にはなっても、体をちゃんとサポートして作ることはできない。

その他、アクという形で微毒も多少含まれているが、それもある種、体を微睡みから覚まして、身構えさせるスパイスとなるので、体の調子を整えるためには有効である。

6/13/2016 02:11:00 PM