三宅洋平という奇跡

東京都民なら一択だろう。もちろん、三十代あたりのピンポイントの世代だ。

高校で投票を強制されるでも無く、当事者意識が極端に低いやつ。ただひたすら自分たちの意思と関係無いところで国が動いていて、その動向を見守るしか無い、何を言っても蛙の面に小便の、暴力団の親玉みたいな気味の悪いおっさん連中が政治を牛耳っていて、自分たちよりも親の世代以上を尊重するような政策で固められた世代。

無力感に溢れるゆとり脳の青年、政治を語れば途端に気色わるがられ、寒い扱い、触れるなそれに、という言われ方をしてきた世代は、三宅洋平が今後免罪符になるだろう。

もちろん、自然ピース、陰謀わっしょい、地震兵器、水から電気、などなど似非科学信者、オカルト好きが好きそうな要素も多いが、そんなものはどうでも良い。政策に盛り込めるわけも無い。そんなものより、どっかの有名人の傀儡がやらかした無作為な仕分けの方がよっぽど危険だろ。

もう、皆が入れるから入れるという選挙の常連、恥知らずな低脳相手の選挙活動は無意味である。何の信念もなく印象で決めるから、羊の群れと変わらない。不祥事があるから、あいつには入れない、きー。というだけだ。しょうもない。

印象だけで言うと、今の政治のカッコ悪さや気持ち悪さや、自分たちの要求を頼む気分にならない、何となくの感覚を持っていて、無責任に流されてもいいやと思っている層、興味無いと思わされたわけでもなく、勝手に興味を失い、思考停止をあえて選ぶ層、考えることを諦めた層、狂っているというのはその通りだが、無力感は人を狂わせる。そういう層がこれまで張り切って投票してきた恥知らずの四倍の数いるのだそうだ。三宅曰くなので本当かどうかは知らないが。

思考停止の人間を動かすのは簡単だ。単に免罪符、それについて代弁してくれる免罪符を渡してやれば良い。だから三宅洋平だ。しっかりこちらに伝わる言葉で話してくれる。

手を振ってありがとうございます、ありがとうございます、言い続けているわけじゃ無い。無所属がそんなことやったら捕まる。

政策や、与党が許せないとか、がなりたててそれでオッケーでもない。自分の思いを納得させてくれる。もちろん完璧に自分と同じ意見であるわけが無い。周りでサポートしてる一緒についてくる奴らも好きになれない。だが、全責任をもたせて、自分と感覚の近い人間を国会に送り込めるなら、面白そうでは無いか。どうなるか見てみたいと初めて思った。

人を集めて注目させる能力の高さは、根回しや水面下で動いて何やってるのわからない気持ち悪い政治屋とは相反する。ある種、与党の真の反対にいる人間かもしれない。札束でぶん殴る与党、それありきで荒探す野党。どこも同じだ。結局、自分たちの欲を手を変えてねじ込もうとしているだけに過ぎない。与党も野党も同じ種類、同じ穴の狢だ。

三宅のような政治家はもう出てこないだろう。今回通らなければ次は無い。奇跡のようだ。昔、人徳の高い坊さんが政治家になって、あそこは地獄だと言って辞めたのが話題になったが、そうならないことを祈るばかりだ。

ただ、なぜ選挙に行きながらも何か違う感じがつきまとっていたが、その理由が自分なりに分かった気がする。

7/01/2016 09:31:00 PM