面倒臭がりのあなたがうまくいく最も簡単なたった一つの方法

整理整頓しない。それも物を持たない方向で。……たったこれだけ。つまり、物を少なくすれば整理整頓する必要すら無いでしょうというだけの話である。

ではどうやって物を少なくするのか、というと、圧縮、併用、掃除、破棄、停止。このステップの繰り返しによって成し遂げられる。

圧縮。圧縮は、例えば今ある書類の要点だけを抽出して、重要なものだけを提示するようにして、数十枚の書類を用紙一枚にまとめるような考え方だ。物に対しても、不要な工程を削除する考えでうまくいくが、技能がついていかないと圧縮が不可能な場合が多いので、とりあえずは無理をせずに、何度も繰り返している事は圧縮して不要な部分を隠蔽しておく努力をする程度でまずは良い。

併用。併用は圧縮に近いが、同じような機能を有しているなら片方を捨てて、よく使う機能にプラスした使い方をする事で可能になる。包丁で皮むき、鍋で炊飯など、すでに有している機能にさらに足しても成立するようなもの。併用によって面倒さが増えるなら本末顛倒なので無理はしない。

掃除。掃除は掃除である。なんだ、と言われそうだが、掃除はすでにあるものを良くするための考えではなく、今あるものを見直すためのものである。掃除の時に「これ随分使って無いぞ」とか「邪魔だな」とかが明確化する。うっすら感じていた煩わしさがそこで払拭される。意味もなく億劫な感覚がそこで消えていく事に気づく。

破棄。掃除で明確化した不要なものを破棄していく。粗大ゴミは金がかかるので、後悔する。この後悔が重要で、次からは金がかからないように気をつけるためのきっかけとなる。金がかからないとは物を選んで、かさばらない不燃ゴミで出せる程度のものを意識的に選ぶようになるという事である。

停止。この停止は破棄を自分で後悔しながらやる事で可能となる。つまり、次からはその選択肢は無いという事を体に染み込ませて、面倒を抱え込まないように回避能力、そっちに動かない、その場でとどまれるようになるということ。安易な解決策として物の購入をしなくなる。だから増えない、増やさない。物の購入や貰うことを停止するということ。

物が少なければ単純にやることが減る。選択のコストが減る。面倒さは軽減し、やるべきことに集中しやすくなる。たったこれだけでかなり上手くいくはずだ。ライフハック、自己啓発、どれもこれも、何十個もやることがあっての面倒さを軽減するとかアホなのかと思う。面倒くさがりは一個なんかやれれば良いだけだ。その一個を確実にするための方法が上記で述べた圧縮、併用、掃除、破棄、停止の方法である。単に物を減らすというだけで解決とはいかないが、物を減らすというのは確実に面倒さを消せる。

面倒臭がりのための最高の状態は散らかっていることではなく、何も無いことである。


面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則
本田 直之

8/01/2016 09:21:00 AM