ユーザーテストの無脳さ

今と違うと低評価。親しみのあるものを最高のものと思い込んでいる圧力によって、今と違うだけで低評価になってしまったりする。

悪く見られがち。新しいものは抵抗感があるのでそれだけで少しでもダメな部分があると「やっぱりそうだ」となって悪く見られがちである。

長期の変化はさっぱりわからない。その場で特殊な環境で計測したにすぎないのに、何も影響がないとなぜ思えるのか、

慣れと直感を勘違いする。人は慣れたものがイコールで直感的と感じてしまうものだ。前に自分が慣れるまでにかかった時間よりも短い時間で新規のものに慣れても、前ほど直感的とは思えない。

比較できないので話題になりにくい。新しいものはわかりやすい比較が作りにくい。前に比べてこれだけ良くなった、と言えない。比べるものも、良くなるものも新規であるから。

発明よりも改善のほうがわかりやすい。改善なら上記の問題すべてを解消できるが、絶対に新しいアイデアにはならない。デバイスを大きくしたり解像度を上げたり、防水にしたり程度にとどまる。

新し物好きに高評価。それでも新しいものが好きな人は一定数いるので、そういう人にコミットすると根拠のない高評価が得られたりする。

人間の感覚は曖昧なのに精査しない。基準はその日の体調や環境によって大きく変わるはずなのに、最初にやったテストだけで良しとしてしまってそこからの変化や平均がわからない。

正直に言いにくい。自分の上司が企画したり作ったものに関して正直な意見は言いにくい。

丁寧に比べないとわからないものは大した違いが無い。そもそもちょっとした違いしかないから、なんとか無理にでも比べて微妙な変化を話のネタにするのだ。

8/29/2016 08:55:00 AM