敷居が高いの誤用が多すぎるので言い換えを考えてみよう

もちろんハードルが高い、レベルが高い、分不相応などの言い換えはわかるのだが、感覚的に三十代以下の誤用に効果的にこの言い方がコミットするとは思えない。

そもそもなぜ敷居が高いという、借りていたものを返してなかった、挨拶してなくて気まずいみたいな言葉が、難しくて自分には無理という誤用に変化したかを考えてみよう。

多分だが、閾値(いきち)を「しきいち」と読む若者が、「しきい」というものをある上限と勘違いして、感覚的に使っているのが原因ではないかと思う。

閾値というのは基本的にコンピュータでしか使いようのない、一般的ではない言葉ではあるが、ゲームをする世代には常識で、誰でも対応しているし、誤用する世代がまさにコンピュータゲームをするのが当たり前の世代である。要はフラグとかと同じような言葉、「普通に」とか「何気に」を使う世代だろう。だから、敷居が高いというのも「難度が高い」と言い直せば、全世代向けとなるのでそうすればいい。

敷居が高いという誤用になぜここまで執着するかというと、不便を巻き起こすからだ。敷居が高いという本来の意味は、しばらく挨拶も何もしていない人に、会いに行くのは敷居が高くてつらい、不義理をしている相手には会い辛いということで使うのだが、借りっぱなしで返していなかった本などを返すときに敷居が高くて返し辛いという言葉を添えると、気遣いや意識を感じてもらい、許されることもあろうかというものだ。

だから、敷居が高いというのをハードルが高いと言い直したくない人は難度が高いと言っていればいいと思う。

8/30/2016 08:56:00 PM