商品を作ろう

中小企業の経営者は成功すれば何千万から億以上の金を手に入れることができるという。百人規模の会社でもそうなのだ。どうしてそんなことが可能なのだろうか。

リスクと隣り合わせであるいつ会社が傾くかわからない、手元に残せる金の保証はない。ハイリスクであるが、それでも経営者になる人が後を絶たないのは、ハイリターンだからだ。だからと言って金の亡者、金のために生活を捨てるとかいうわけでもないようだ。経営者で金がすべてという人ばかりでないようで、金があれば余裕もあり、人生を楽しむこともできるということか。

では経営者と会社員の何が違うのだろうか、何が違うから経営者は稼げて、会社員は稼げないのだろうか。

ある人は「勝負しているマーケットが違うから」という。会社員で稼ごうと思ったら給料を上げるしか方法がない。会社員の給料は業績連動ではないため、他の会社との勝負にさらされるのは会社員ではなく、経営者のみだ。会社員は社内の人間と競争して評価してもらって給与を上げるしか方法がないのに比べ、経営者は市場を相手に競争して評価されることで稼ぐ。

多く欲しいなら大きいマーケットで勝負しなければならない。どんな人間でも稼げる額は勝負をかけるマーケットのサイズに依存する。給料で満足せずに、大きいマーケットに出るしかない。

では「転職」すれば良いのか。転職は転職市場に自分を売り渡すだけである。スキルを磨いても単に似たような人間との競争に巻き込まれて終了だ。どうすれば大きいマーケットに出ることができるのだろう。

それには「商品」を作るしかない。売るのは自分ではなく商品である。商品を売れば天井知らずのマーケットのドアが開く。

商品を売るとなると起業するしかないのだろうか。違う。商品を売ることが目的なのに、起業を目的としたら本末転倒である。起業しなくても個人で作って販売することの出来る商品を売れば良い。自分のスキルではないものを商品として売る。それが経営者と会社員の稼ぎ方の根本的な違いである。

意識高い系よろしく「自分が商品」「自分の市場価値を上げる」とかアホな事を言ってる場合じゃなく、本物の商品を作らないと儲けられない。金は大きいマーケットで大きく動く。そこに自分の商品を持ち込み、購入してもらう。人が自分では作れない、作るのが面倒だと思うようなものを作ることで、商品となり、購入してくれる。

それでは何を売るべきなのか。オーダーメイド品は似たような物に食われる。誰にも真似できない、自分だけしか作れない物を売る。音楽でも良いし、本でも、漫画でも、プラモでも、絵でも良い。とにかく他人では再現が難しい自分だけが作り出せるもの、それが何かを発見することで経営者の稼ぎ方がわかるようになる。

10/15/2016 06:12:00 AM