数億円のストラディバリウスが現代のバイオリンに音色で負ける

不味くても高いワインと一緒で歴史や経緯を楽しむものだから枯れた音だったり微妙なニュアンスが出てるのに意味があるので、貧乏舌には味の違いがわからない。化学調味料がっつり料理に慣れていたら自然の出汁の微妙な奥行きに気づかないばかりか、味が薄くて不味いとすら感じる事もある。

ガクトはストラディバリウスの音が聞き分けられるらしいが、それはどっちが好みか、ではなくどっちが古くどっちが新しいかが聞き分けられるという事だ。好みの問題になると大味の方がわかりやすく大衆を魅了しやすくなるだろう。

この調査から分かるのは単なる大衆の好みを判断基準にしても名器の判定基準にはならない。わかりやすさを求めるからだ。それが煮詰まって当たり前になった時に飽きてきて、次第に名器の良さが分かるようになるというのが元々の流れであったろうが現在ではその過程を吹っ飛ばして、さっさと結果を出そうとしてるから大衆ウケのみで話が決定してるような錯覚を受けるが、結果は上層レイヤーとの断絶しかない。

古き良きものとされている物を認めつつも、好みとは分けて考える必要がある。

5/10/2017 09:08:00 AM